【完】ある日、恋人を購入した。


「…友香ちゃん」

「?」

「ごめん。友香ちゃんがここまで気が付いてるんなら、だったら正直に今から本当のことを話すよ」



…え。

本当のこと…?って…。


シュウさんはそう言うと、ふいに椅子から立ち上がって、カウンターに足を運ばせてノートパソコンを持ってくる。

そして、見せられた画面には、たくさんの人の名前。

一番上には…“商品リスト”と書かれてある。


これって…。



「もしかしてこれ…S.Shopの商品の人達の名前…ですか?」



あたしが画面を見てビックリしながらそう聞くと、シュウさんが「そうだよ」って頷く。

わ…数えきれないくらい、たくさんの人の数…。

あたしはその画面に圧倒されながらも、シュウさんに言った。



「…て、ていうか、この商品リストがあたしと尚叶くんの相性に何の関係が…」



あるんですか。


しかし、あたしがそう言おうとしたら、それを遮るようにシュウさんが言った。



「いいから、友香ちゃん名前探してみてよ」

「え、」

「尚叶の名前。この中に、商品の名前は全部入ってるから」