「俺はお前が好きなんだよ」
「!!」
神崎くんは真っ直ぐにそう言うと、
その言葉とともに真っ直ぐにあたしを見つめてくる。
一方、突然そう言われたあたしは、思わぬその言葉に固まって。
…いま、この時に。このタイミングで。
ビックリしすぎて、ただ立ち尽くすだけ。
しかも、そんなあたしに構わずに、また神崎くんが言葉を続けて言った。
「アイツと別れてよ。尚叶って奴」
「!」
「で、友香俺と結婚してよ」
神崎くんはそう言うと、あたしに歩み寄ってくるなり力強く抱き寄せてくる。
「!!…っ、」
…相手は、ずっと忘れられなかった元カレ。
普通のあたしだったら、喜んで即OKしちゃってると思う。
けど、残念だったね神崎くん。
今のあたしにはもう、相性100%良い恋人が…
大事な、尚叶くんが………いる、のに…。

