そう言ってすぐに、あたしがいる布団を捲る。
その言葉に、あたしは少しびっくりして。より一層ドキドキしながら、
いつもの口調で…笑いながら尚叶くんに言った。
「え…え、いや、いいけどさ尚叶くん。どうしちゃったわけ?」
「…、」
「いつもの尚叶くんならさ、顔真っ赤にして“そんなこと絶対出来ない”って言っちゃうタイプじゃ、」
しかし…
「…!!」
尚叶くんがあたしの布団の中に潜ってきたと思ったら、
その瞬間、あたしが言い終わらないうちに尚叶くんが…
後ろから、ぐっとあたしを抱き寄せてきて…言った。
「…っ、」
「…きょ、今日は…大丈夫だって…言った」
「!」
「だから…友香さえ平気なら、あの……」
尚叶くんはそこまで言うと、更に声を小さくして…最後に小さく呟く。
“このまま……だ、だき…たい”
あまりにも小さな声だったけれど、あたしの耳がしっかりとそれを聞き取った。

