電気が消えたあと、背中で尚叶くんが布団に潜る音が聞こえた。
あたしはその音を背中で聞きながら、「おやすみ」って尚叶くんに呟く。
「…、」
…?
でも、何故か尚叶くんの声が聞こえてこなくて。
だけど、「まぁいいか」なんて静かに目を瞑ったら…
次の瞬間、後ろでやっと尚叶くんの声がした。
「……と、友香」
「!」
その声と同時に聞こえる、布団がかすれる微かな音。
声を聞いただけでわかる、彼の声は少し緊張していて。
「…なに?」
あたしもあたしで、ドキドキしまくって今にも破裂しそうな心臓を必死でおさえながら、その声に静かに返事をした。
すると、そんなあたしに尚叶くんが言う。
「そっち…行ってもいい?」
「!」

