【完】ある日、恋人を購入した。


そう言って、「はぁ…」とため息を吐いてみる。

そしてまた、尚叶くんの横顔にジロリと目を遣って…。

内心彼の反応を見て楽しんでいたら、尚叶くんが言った。



「あ、いや、ごめんって!ほんとごめん!」

「…」

「けど、本当にそんなっ…ほとんど見てないし!俺だって照れるし!

マジで、ちょっとだけ…白だったことしか……あっ、」



完全に見てんじゃねぇか。


尚叶くんがつい口を滑らせてしまったその瞬間、あたしは我慢が出来なくなって、やがて吹き出した。

確かに恥ずかしいんだけれど、それ以上にかなり慌てまくる尚叶くんが面白い。


すると、あたしが笑っていることに気が付いていない尚叶くんが、

次の瞬間真剣に言った。



「って、ってかさ、いいじゃん!」

「?」

「どーせさ、俺ら結婚するんじゃんか!それはもう決まってることだし…

もう夫婦同然なんだから俺ら!平気、だよたぶん!」

「!」



…たぶんかよ。ずいぶん曖昧だな。


でも、