【完】ある日、恋人を購入した。


もう関係ないんだよ。


あたしがそう言おうとしたら、その前に尚叶くんが言った。



「俺帰る」

「!!」



そう言って、尚叶くんが席を立つ。


え、嘘…!



「か、帰るって…」

「急用思い出した」



…いや、嘘だそんなの。

元カレを見たくないんだ、尚叶くんは。


そして、そんなまさかの反応を見て、同僚が尚叶くんを引き留めるようにして言う。



「え、尚叶くん行かないでよー!」

「まだまだこれからだよ!」

「そうそう!トモの元カレだって、もう何年も前の話だし!今はトモ、会社で尚叶くんの話ばっかしてるよ!」



そう言って、何とか尚叶くんをまた座らせようとするけれど…