【完】ある日、恋人を購入した。


すると、そんな突然の質問に、尚叶くんがチラチラとあたしに目を遣りながら…

困った様子で答える。



「え、えっと…ワガママなのに、意外と素直なとこ…ですかね」

「!」



…ん?



「きゃあ~」

「いいなぁ、甘い甘いー」

「え、じゃあさじゃあさ、トモのこと愛してる?」



え…いま尚叶くん…何て言った?


あたしはその何気なく聞こえた尚叶くんの言葉に反応して、うつ向いていた顔を上げた。


あたし…尚叶くんにそんなワガママらしいワガママ…言ったことあったっけ?

あたしが忘れてるだけ?

過去に物凄いワガママだったことは、伝えたけれど。


そして、そんな甘い質問にも…尚叶くんは顔を赤くして頷いた。



「…そうっすね」