【完】ある日、恋人を購入した。


尚叶くんはやがて、何かを納得したように言った。


わかった、って…?



「別に、友香はそんなに気にしなくていいよ」

「え、」


「友香がシュウに何をされようが、俺と友香は100%相性が良いっていう結果が出てるわけだし。ね?

あとは、俺からシュウに注意しておく。

まぁ行かないとは思うけど、これからはなるべくS.Shopには行かないで」



尚叶くんは特に呆れた様子もなくそう言うと、先に靴を脱いで廊下を渡って行く…。

一方、少し意外な尚叶くんの反応に、あたしは一安心するも…同時にちょっとだけ不安になる。


尚叶くん…別に怒ってるわけでもなさそうだった。

何で?彼女が他の男に手を出されて、悔しくないのかな。

本当にシュウさんが遊び人なのをわかりきってるから、気にならないだけなの?

それとも、気にしてないように見せてるだけ…?


あたしは独りそう思いながら、尚叶くんの背中を切なく見つめた…。






…────しかし。