「え、飲み会?俺もいいんすか?」
「うん、いいよいいよ。おいでー」
「ちょちょちょ、アズサ!」
「?」
黙って大人しく聞いていたら、何故か突然アズサがトンデモナイことを言いだした。
いや、「神崎くんも来る?」って何それ!
あたしはそう思って、神崎くんに聞こえないような小さな声でアズサに言った。
「何で神崎くんまで誘うの!」
「え、だって今のままじゃ男は尚叶くん一人だけになっちゃうでしょ?それじゃ肩身狭いじゃない」
「だからって神崎くんは…絶対ダメだよ!」
「平気だよー。他にも女友達呼ぶし。トモ考えすぎだって」
アズサはそう言うと、いつもの笑顔でニッコリ笑う。
確かに、女のコがたくさんいるなかで男は尚叶くんだけじゃ確かに可哀想…。
だけど、ねぇそれ絶対面白がってるでしょ!人の気も知らないで、
そして、未だあたしが納得できずにいると、それに構わずにアズサが神崎くんに言う。
「ってことで、詳しいことはまた今度言うから」
「はい!」
いやいやいや、それは無いってば~…。