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そして、その日の帰り道。
見慣れた道を歩きながら、一緒に帰っているアズサがあたしに言った。
「神崎くんは、まだトモのことが好きなのかね?」
「え、」
そう言うと、ふいに隣にいるあたしを見遣る。
さっきまで、今日あったことをあたしがなんとなくアズサに愚痴っていたら、ふとアズサがそう言ったのだ。
そしてそれを聞いたあたしは、考えていることが同じでも「まさか」と笑う。
「えー、でもフラれたのはあたしだよ」
「いや、だけどやっぱりお前じゃなきゃダメなんだ…的なさ」
「恋愛ドラマの見すぎじゃない?」
そう言って、「絶対ないよ」と言葉を付け加える。
ってか寧ろ、ないであってほしい。
でも、あたしの言葉にアズサが言う。
「んんー、でも客観的に見てるあたしからすれば、そうだったらオモシロイなぁって」
「オイ」
「いや、ごめんごめん」

