そう言って、シュウさんは突如いつもの笑顔で尚叶くんをからかいだす。
おお、そうきたか。
そんなシュウさんに内心感謝をしつつ尚叶くんに目を遣ったら、尚叶くんは…
「そ、そんなの他人に関係ないだろっ」
と、真っ赤な顔をしてそう言った。
…あれま。
やっぱり究極の照れ屋だ。
そしてそのあと、そんなカワイイ尚叶くんをじっくり見るヒマもなく、あたしは…
「っつか、行くぞ友香!」
「!」
ぐい、と半ば強引に店から連れ出された。
あー
「シュウさんまたねー」
「ばいばい友香ちゃーん」
仕方ないからシュウさんとの別れ際に手をふると、シュウさんもニコニコと笑顔であたしに向かって手を振ってくれる。
でも、その直後に口パクであたしに言った。
“ガンバッテ”

