【完】ある日、恋人を購入した。


友香ちゃんすっげー待ってたぞ。なんて、待ってたのは事実だけど、それを表には出していないのに。

それでも怒ったようにシュウさんを見つめる尚叶くんに、やがてシュウさんは目を逸らして…



「…ゴメン」



と、素直に呟くように謝った。



「…友香は俺の彼女」

「…うん」

「シュウのじゃない」



と、そう言って口を尖らせる。



「!」



だけど一方、そんな尚叶くんの言葉を聞いたあたしは少しだけ目を見開く。

…そういうこと、言ってくれるんだ。

なんだか、意外だったから。

あ、それともヤバイ状況だったからかな?


あたしがそう思いながらも喜んでいたら、シュウさんが尚叶くんに言った。



「っつか、そこまで言えるんならそろそろチューくらいしろって尚叶」

「!」