【完】ある日、恋人を購入した。


あたしはそう思うと、仕事用の資料を片付けているシュウさんに言った。



「けど、色んな女のコといっぱい遊んでる誰かさんよりかは、いいんじゃないですかー?」

「!」



そう言って、わざと嫌味っぽく言ってみる。

この二週間近く、尚叶くんともそうだけど、シュウさんとも結構打ち解けてきた。


しかしあたしがそう言ったら、少し、目を細めてあたしを見遣るシュウさん。

そして、あたしの方に歩み寄りながら言った。



「んんんー?何か今聞こえたなー。悪いこと言っちゃうおクチはこのクチかぁ?」

「!」



そう言って、ふいに右手であたしの顎を添え、クイ、と上を向かせる。

いきなりのことにあたしが少しビックリしていたら、シュウさんはだんだんと顔を近づけてきて…。



「…そんな悪いこと言っちゃうコにはお仕置きしなきゃね…」



そう囁きながら、顔をゆっくりと近づけてきた。



「…!」



キスされるっ…!