『麗しき星の花』

 これにて完結です。


 このお話は、『Faylay~しあわせの魔法』から10数年後、フェイレイとリディルの子どもたちの成長の物語でした。

 『Faylay』本編では、フェイレイとリディルが行方不明になり、ヴァンガードが彼らを探す旅に出るところで終わっているのですが、いなくなった彼らが何をしていたのかというと、地球に降り立って、なんと高校生をしていました。

 そのあたりは野田のたお様著、『天神学園シリーズ』をお読みいただくと良いかと思います。私も『オノマトペ』で番外編として書いています。

 かの学園でフェイレイとリディルは多くのことを学びました。

 そうしてたくさんの想いを胸に地球を旅立ち、多くの星に立ち寄りながらミルトゥワに帰り着く。その約4年後、双子のシンとリィは両親が学んだ星、地球に戻っていくのです。

 子どもたちもまた、学園で多くのことを学ばせていただきました。

 この流れから、グリフィノー家(リザ=ユグドラシェル家)の子どもたちは、後学のために地球、または他の星に渡り、様々なことを学んでいく体制を整えます。これ公式設定です(笑)

 私が書かないところでもきっと、彼らの子孫たちは色んな場所で、色んなことを学んでいくことでしょう。

 そうしていつか私の元に帰ってきて、新しい物語を紡いでくれたらいいなあ、と思っています。

 
 その日が来ることを祈って、後書とさせていただきます。

 最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。




'16,6 咲倉ゆら