シンのことをずっと想っていたシャルロッテが、地球に殴り込み……もとい、自分をアピールしに来て、野菊と激しい火花を散らしたのがつい昨日のことのように思い出される。
シンを射止めるために母から拳術の修行を受けていたにも関わらず、すでにシンには野菊がいた。どうやってもシンの野菊への想いは変わらないと知り、涙を流した日もあった。
だから野菊がこちらに来たときにも、少し刺々しい態度で接していた。彼女自らが野菊に淑女教育を施すと言い出して、それはそれは厳しい指導を行ったりもした。
けれども相手は野菊である。
ほえほえと暢気に笑う彼女に毒気を抜かれたらしく、今では親友と呼べる間柄になっている。皇女であるシャルロッテがいれば、慣れない世界で生きる野菊にも心強いことだろう。
野菊はシンと共に歩きながらシャルロッテに手を振った。シャルロッテは「ふん」と鼻を鳴らし、けれども笑みを浮かべた。
皇太子ルドルフの後ろには、彼の護衛官であるヴァンガードがいた。
水色の髪の彼はリィの魔銃の師匠である。かわいい弟子の門出に、ヴァンガードは笑みを深めてその様子を見守っている。
しかし霸龍闘は寒気を感じていた。
『僕のかわいい弟子を泣かせたら、眉間に弾をぶち込みますよ』
綺麗な笑顔がそう語っているように思えてならない。てか、絶対にそうだ。父親であるフェイレイよりも霸龍闘には怖い相手だった。
シンを射止めるために母から拳術の修行を受けていたにも関わらず、すでにシンには野菊がいた。どうやってもシンの野菊への想いは変わらないと知り、涙を流した日もあった。
だから野菊がこちらに来たときにも、少し刺々しい態度で接していた。彼女自らが野菊に淑女教育を施すと言い出して、それはそれは厳しい指導を行ったりもした。
けれども相手は野菊である。
ほえほえと暢気に笑う彼女に毒気を抜かれたらしく、今では親友と呼べる間柄になっている。皇女であるシャルロッテがいれば、慣れない世界で生きる野菊にも心強いことだろう。
野菊はシンと共に歩きながらシャルロッテに手を振った。シャルロッテは「ふん」と鼻を鳴らし、けれども笑みを浮かべた。
皇太子ルドルフの後ろには、彼の護衛官であるヴァンガードがいた。
水色の髪の彼はリィの魔銃の師匠である。かわいい弟子の門出に、ヴァンガードは笑みを深めてその様子を見守っている。
しかし霸龍闘は寒気を感じていた。
『僕のかわいい弟子を泣かせたら、眉間に弾をぶち込みますよ』
綺麗な笑顔がそう語っているように思えてならない。てか、絶対にそうだ。父親であるフェイレイよりも霸龍闘には怖い相手だった。


