リィは絶え間なく弾を撃ち込みながら、シンへと近づく。
その桜色の唇は何か言葉を紡いでいた。それに気付いたフェイレイは、ゆっくりと剣を掲げ、そこに青白い闘気を纏わせて振り落とした。地を這っていく闘気は、龍の如くうねりながらリィに襲いかかる。
リィは強く地面を蹴って飛び上がった。
身体の下を通り過ぎていく闘気にビリビリと肌を焼かれながら、通常弾を撃ち続ける。そうしながら腰の後ろからもう一挺の銃──ヴィオラを引き抜いた。
通常弾の弾切れと同時に、左手に持ったヴィオラのトリガーを引く。
空中で逆さまになりながらも、照準は外さない。
「『縛弾』」
飛び出したのは、薬莢に森の精霊フォレイスの力を込めた『縛弾』。傷を癒す『救命弾』とは違い、相手を縛り上げるための弾だ。
『縛弾』はフェイレイの足元で弾けた。
そこから木の根が勢いよく飛び出し、フェイレイの体も剣も、一瞬にして縛り上げてしまう。
「ヴァンのヤツ、こんなのをリィに渡してたのか……」
今や『魔法弾』は希少だ。この星にいる小さな精霊たちは、人に力を貸せなくなってしまったからだ。
もう生産は不可能な貴重な弾なので──尤も、女王を自由に召喚出来るようになれば、リィは自分で造ることも出来るだろうが──魔銃の師匠であるヴァンガードからは「本当に必要だと思ったときに使いなさい」と言われていた。
そして今がそのときだと踏んだ。その判断は間違いではなかった。フェイレイはしばらく動けなそうだ。
その隙にシンのところへ駆け寄る。
その桜色の唇は何か言葉を紡いでいた。それに気付いたフェイレイは、ゆっくりと剣を掲げ、そこに青白い闘気を纏わせて振り落とした。地を這っていく闘気は、龍の如くうねりながらリィに襲いかかる。
リィは強く地面を蹴って飛び上がった。
身体の下を通り過ぎていく闘気にビリビリと肌を焼かれながら、通常弾を撃ち続ける。そうしながら腰の後ろからもう一挺の銃──ヴィオラを引き抜いた。
通常弾の弾切れと同時に、左手に持ったヴィオラのトリガーを引く。
空中で逆さまになりながらも、照準は外さない。
「『縛弾』」
飛び出したのは、薬莢に森の精霊フォレイスの力を込めた『縛弾』。傷を癒す『救命弾』とは違い、相手を縛り上げるための弾だ。
『縛弾』はフェイレイの足元で弾けた。
そこから木の根が勢いよく飛び出し、フェイレイの体も剣も、一瞬にして縛り上げてしまう。
「ヴァンのヤツ、こんなのをリィに渡してたのか……」
今や『魔法弾』は希少だ。この星にいる小さな精霊たちは、人に力を貸せなくなってしまったからだ。
もう生産は不可能な貴重な弾なので──尤も、女王を自由に召喚出来るようになれば、リィは自分で造ることも出来るだろうが──魔銃の師匠であるヴァンガードからは「本当に必要だと思ったときに使いなさい」と言われていた。
そして今がそのときだと踏んだ。その判断は間違いではなかった。フェイレイはしばらく動けなそうだ。
その隙にシンのところへ駆け寄る。


