降り注ぐ土にうまく紛れ込んだシンは、アストレイアをひとつに戻し、両手で構えて騎馬兵のように突進し、父の背後を突いた。
だが。
「っ!」
突っ込んだ先に父の姿はなかった。
勢い余ってたたらを踏み、あやうく転びそうになるのをなんとか堪えて振り返る。
「遅い」
鋭い金属音がして、フェイレイの剣にシンの剣が弾かれた。あまりの衝撃に手から腕までビリビリと電流のような痛みが走った。握力を失った手からアストレイアが滑り落ちていく。
更に、目視出来ないほど速い斬撃が繰り出される。
それを勘だけで避け、バック転しながら距離を置こうとするが、すぐに追いつかれてしまった。
逃げるのは駄目だと判断し、袈裟懸けに振り落とされる剣をなんとか身を翻してかわし、すぐに飛び上がってフェイレイの剣身に片足をつけた。
「やあっ!」
剣身を土台にして飛び上がり、サマーソルトを披露する。フェイレイの顔面に思い切り蹴りを入れながらのバック転だ。
やっと一撃入ったと思いきや、着地した途端に顎に蹴りを入れられた。何が起きたのか把握する間もなく、意識を飛ばしてひっくり返る。
フェイレイは意識を失ったシンから、リィへ視線をやった。
リィは3階のバルコニーから姿を消し、いつの間にか庭の芝生の上を走っていた。シンが倒れるのとほぼ同時に通常弾を撃ってくる。フェイレイはそれをすべて剣で弾いた。飛んでくる方向さえ分かれば、弾くのはそう難しいことではない。
だが。
「っ!」
突っ込んだ先に父の姿はなかった。
勢い余ってたたらを踏み、あやうく転びそうになるのをなんとか堪えて振り返る。
「遅い」
鋭い金属音がして、フェイレイの剣にシンの剣が弾かれた。あまりの衝撃に手から腕までビリビリと電流のような痛みが走った。握力を失った手からアストレイアが滑り落ちていく。
更に、目視出来ないほど速い斬撃が繰り出される。
それを勘だけで避け、バック転しながら距離を置こうとするが、すぐに追いつかれてしまった。
逃げるのは駄目だと判断し、袈裟懸けに振り落とされる剣をなんとか身を翻してかわし、すぐに飛び上がってフェイレイの剣身に片足をつけた。
「やあっ!」
剣身を土台にして飛び上がり、サマーソルトを披露する。フェイレイの顔面に思い切り蹴りを入れながらのバック転だ。
やっと一撃入ったと思いきや、着地した途端に顎に蹴りを入れられた。何が起きたのか把握する間もなく、意識を飛ばしてひっくり返る。
フェイレイは意識を失ったシンから、リィへ視線をやった。
リィは3階のバルコニーから姿を消し、いつの間にか庭の芝生の上を走っていた。シンが倒れるのとほぼ同時に通常弾を撃ってくる。フェイレイはそれをすべて剣で弾いた。飛んでくる方向さえ分かれば、弾くのはそう難しいことではない。


