子どもたち4人がソファに座ったところに、執事たちがお茶を用意する。一口サイズのお菓子も並べたところで、琴音が南原にたくさんのアルバムとDVDを持ってこさせた。
「これは?」
「うふふー、フェイレイくんとリディルちゃんの、思い出アルバムとビデオでーす」
南原が悪戯っぽく微笑んで答えた。
「え、父さんと母さんの?」
「そうなんです。本当はもっと前にお父様から預かっていたのですが、お渡しするのが遅れてしまって申し訳ありませんでした。これはお二人のご両親がこの屋敷に滞在していた頃の記録です。どうぞ、ご覧になってください」
「へえ……」
シンもリィも、興味深々といった感じに目を輝かせてアルバムに手を伸ばした。
「本当はフェイレイさんたちにお持ちいただきたかったのですが、旅の荷物になるからと家で預かったのです。いつか遊びに来られるときもあるでしょうと……」
琴音の説明を聞きながら、真紅の皮に細かい装飾が施された重厚な装丁のアルバムを開く。
「うわ、若っ!」
シンの第一声はそれだった。一応、2人とも三十代になったばかりなのでまだまだ若いんですよ、と付け加えておく。
1ページ目に貼られていた写真は、まだこの世界に来たばかりの頃に橘ブラザーズと鴉天狗、それに雪娘と一緒に撮った写真だった。
「お二人は当時18歳でしたか……。ああ、リディル様のお誕生会はここで行ったのでしたな」
「その前にこれよ、これ」
フェイレイとリディルを知る執事2人が、次のページを捲るよう促す。
「わあっ……」
リィが思わず声を上げる。それは白いタキシードにウェディングドレスを着た両親の姿だった。
「これは?」
「うふふー、フェイレイくんとリディルちゃんの、思い出アルバムとビデオでーす」
南原が悪戯っぽく微笑んで答えた。
「え、父さんと母さんの?」
「そうなんです。本当はもっと前にお父様から預かっていたのですが、お渡しするのが遅れてしまって申し訳ありませんでした。これはお二人のご両親がこの屋敷に滞在していた頃の記録です。どうぞ、ご覧になってください」
「へえ……」
シンもリィも、興味深々といった感じに目を輝かせてアルバムに手を伸ばした。
「本当はフェイレイさんたちにお持ちいただきたかったのですが、旅の荷物になるからと家で預かったのです。いつか遊びに来られるときもあるでしょうと……」
琴音の説明を聞きながら、真紅の皮に細かい装飾が施された重厚な装丁のアルバムを開く。
「うわ、若っ!」
シンの第一声はそれだった。一応、2人とも三十代になったばかりなのでまだまだ若いんですよ、と付け加えておく。
1ページ目に貼られていた写真は、まだこの世界に来たばかりの頃に橘ブラザーズと鴉天狗、それに雪娘と一緒に撮った写真だった。
「お二人は当時18歳でしたか……。ああ、リディル様のお誕生会はここで行ったのでしたな」
「その前にこれよ、これ」
フェイレイとリディルを知る執事2人が、次のページを捲るよう促す。
「わあっ……」
リィが思わず声を上げる。それは白いタキシードにウェディングドレスを着た両親の姿だった。


