麗しき星の花

「魔力で?」

「うん。魔銃って、本来は精霊を召喚して……その力を銃に込めて、撃つ武器なの。だから、そういうときは二挺で撃つ」

「普通の銃とは違うんですか?」

「そうだね。直接注ぎ込んで、圧縮した魔力が弾になるから、マガジンの交換は必要ない。だから二挺で攻撃出来る」

「へえー」

 とは言っても、魔力切れを起こしたときのために、通常弾も撃てるような構造にはなっている。

 本来は、精霊召喚の手間を省き、瞬時に魔法攻撃が出来るようにした武器が魔銃。それほど魔力を使わなくて済む利点はあるけれど、威力は召喚術ほどではない。それでも敵を足止めするには十分だ。

 属性を持つ敵がいるとわかっていれば、それに合わせた精霊を前もって召喚。……これが、通常弾で言うマガジンをリロードした状態、かな。

 属性が分からないときや敵の居場所が分からないときは、無属性の精霊を召喚しておく。……あとは戦況に応じて判断する。


 今の課題は、まず地球の精霊たちに契約してもらうこと。一応、こっちの召喚魔法陣のことは勉強したし、ユグドラシェルの血を媒介にすれば、なんとかなる、と思う。この星には嫌われていないはずだから……大丈夫。

 状況に応じてすぐに対応出来るよう、複数の精霊を同時召喚出来るようにもしないと。

 弾の属性を変えるたびに召喚し直してたら、やられてしまうからね……。