初めての恋は

俺とあいつは幼なじみだ。

俺は志田龍太郎

あいつは相川陸
なんか偉そうな名前だろ?

そして俺らは
高校に上がった今も同じクラスで相変わらず仲がいい。

でも俺の気持ちはいつからか友情ではなくなっていた。

それが恋だと知ったのは、いつだったか
あいつが可愛い女子に告白されている所を見てしまったときからだった。
その時あいつは告白を断っていたけど、
その断り方が問題だった。

あいつは

好きな人が居るから

と言ったのだ。

ショックだった。



分かってはいたけど

もうあいつは俺の事見てくれないんだろうな。

また俺はそんな感傷に浸っていたが、あいつは俺に変わらず接してくれる。

そんなことでさえ惨めに見えてくる。

だってあいつは男で俺も男だ。

そんなのあっていいはずがない。

そんな時あいつは俺にいったんだ。





「好きだよ」





優しいキスを落としながら、







お誕生日おめでとうございます!