ホワイトデーの奇跡【完】




確かに咲ちゃんは、控えめで…

どちらかといえば内向的な印象を受けた。


それは、私と近いものを感じた。


偶然だけど…似ている過去もたくさんあった。

自分のことが大嫌いになって。

自分に自信をなくして。

同じ思いを感じて、同じように悩んで。



でも…私と咲ちゃんは、決定的に違う。





『…私は、咲ちゃんみたいに』







咲ちゃんみたいに“後悔”を取り戻せなかった。






自分が傷つく勇気がなかった。


それは…今も…同じ。


私と咲ちゃんは…全然違う。