黄泉の本屋さん




浅葱が目を覚ましたのは1時間ほどたった後。
天井を見上げながら何度か瞬いた浅葱。




「浅葱、よかった。目が覚めたのね」

「・・・奏音さん、僕」

「倒れたのよ。仕事をするとかなり体力消耗するんだってね」

「ああ・・・。心配かけて、ごめん」




身体をそっと起こそうとするのを手伝う。
よかった、顔色も少し良くなっているみたい。




「そうだ、浅葱結構寝てたからお腹すくかと思って、おかゆ作ったの」

「奏音さんがですか?」

「うん。美味しいかわからないけど」




お盆に乗せたおかゆを浅葱に渡した。
嬉しそうに目を輝かせた浅葱がスプーンを持っておかゆを一口口に運んだ。

こんなに嬉しそうにされると照れくさい。

浅葱って、かっこいいんだけど、時々可愛いんだ。