ガタガタッ!




店番をしていると、奥から大きな音が聞こえた。
不思議に思い立ち上がり、音がした方に向かう。


ドジな浅葱は時々物を落としたり、なにかを壊したりすることは多い。
それにしても大きな音に、少し気になった。




「浅葱ー?」



顔を覗かせ部屋の中を見ると、倒れている浅葱の姿を発見した。
私は慌てて浅葱に駆け寄った。



「浅葱!?」




慌てて浅葱の顔を覗き込むと、真っ青な顔色。
どうしちゃったの?

浅葱・・・。




「浅葱!あさ・・・」

「・・・ごめん、大丈夫、だよ」




浅葱はうっすらと瞳を開け、身体を起こそうとする。
私は浅葱の身体を支え起こす。