伝わってほしい。
きっとそうであってほしい。
でも、そうだと思うから。
こんなにも、素直に純粋に育ったのは、きっとお母さんの愛情が溢れていたから。
茜ちゃんが、愛されてきた証。
「触れられなくても、見ることが出来なくても。それでも、きっとお母さんは、茜ちゃんの事ずっと大好きって思ってるよ」
「茜、生まれ変わっても、またママの子どもに生まれたい!今度は、もっともっとずっと一緒にいて。ママを笑顔にするの」
私の胸に顔をうずめ、茜ちゃんはそう言った。
きっと、お母さんにも伝わる。
茜ちゃんの想いは、きっと。
「お母さんは、幸せ者だね。茜ちゃんにこんなにも愛されてるんだから」
「茜もね、幸せなの。ママの子どもに生まれて来たから」
身体を離した茜ちゃんが、笑顔で応えた。
なんて素敵な笑顔だろう。
眩しくて、可愛くて。
「うん・・・。あ、もしかしたらそろそろ戻ってきてるかも。浅葱を呼んでくるね?」
私は立ち上がり、浅葱をもう一度探しに戻ろうとした。


