血の繋がりのある親の事を隠さずに話している両親も。
2人の事を本当の父だと偽りのない表情で言い切る浅日さんも。
温かいと思った。
「よかったら、父の写真見る?」
「え、でも・・・」
「ご飯を食べ終わったら、見せてあげるね」
浅日さんが優しく笑う。
浅日さんの笑顔は、人をあったかい気持ちにさせる。
とても、素敵な笑顔だ。
食べ終えると、私は浅日さんの部屋に案内された。
男の人の部屋に入るのは少し緊張する。
部屋は、本がたくさん置いてあるまるで本屋さんみたいだった。
「わあ・・・」
「散らかっててごめんね」
そう言いながら積み重なっている本を纏める。


