黄泉の本屋さん



「助けてくれてありがとうございます。最近レポートが忙しくて寝不足で」

「大学生・・・?」

「ああ、そう。大学3年生。君は?」

「えと、穂高奏音です。17歳・・・」




思わず自己紹介をしてしまったけど。
なんてこの人は人懐っこい人なんだろう。

こっちが圧倒されるくらい。



でも、なんだろう・・・。
懐かしいとすら感じる。



この人を、知っているような・・・。



そんなはずないのに。





「奏音ちゃん。よかったら、これからうちに来ない?」

「・・・え!?」

「助けてもらったお礼。実家だから父も母もいるしさ」

「助けたなんて、そんな大げさな」



だめだ、この人のペースに巻き込まれてる。
ちゃんと断らなきゃ。