―どうしてあなたっていつもそうなの!? 頭痛と共に聞こえてきていた声。 ―仕事で疲れてるんだ、いい加減にしてくれ! 怒号に、ヒステリックな声。 ―仕事仕事って、いつだってそう。あなたは家族の事なんて、なにも考えてくれてないのよ! ―あなたなんか、産まなければよかった ―産んでくれなんて、誰も頼んでないわよ! その声は、自分のモノだった。 ああ、これが現実だった。 そうだ。 本当は、こっち。