「奏音さんの声も・・・届かないんですか・・・」 暁が、悔しそうに呟く。 だめだよ。 諦めない。 絶対に、諦めないんだから! 「浅葱!元の浅葱に戻って!優しくて、おっちょこちょいで、温かくて。いつも笑顔の浅葱に戻って!」 負けないで。 お願い。 「悪霊なんか、追い出してよ!浅葱!」 届いて。 お願い、浅葱の心に。 でも、浅葱の瞳に光は戻らない。 どうして・・・? 届かないの? 私の声も、思いも。 浅葱には、届かない・・・?