「早く取り戻しに行かなきゃ、まずいんじゃないの?」
あれって、保管期間決まってたりするんじゃなかったっけ?
ゆめかさんが亡くなってどれくらい経ってるんだろう。
もしかして、処分されたりなんてこと・・・。
「それだけでも渡そう!どうにか、それを取り戻さなきゃ!」
「ですが、どうやって・・・」
「とりあえず、その駅の近くのコインロッカーに行こう!」
私たちは早速動き出す。
どうか間に合って。
「浅葱、大丈夫?」
「ああ、平気だよ。じゃあ、手を」
浅葱の力を頼ることになる。
また、浅葱に負担が・・・。
唇を噛みしめていると、浅葱にギュッと手を握られた。
ハッとして顔をあげると浅葱がにっこりほほ笑んだ。


