黄泉の本屋さん




「早く取り戻しに行かなきゃ、まずいんじゃないの?」




あれって、保管期間決まってたりするんじゃなかったっけ?
ゆめかさんが亡くなってどれくらい経ってるんだろう。

もしかして、処分されたりなんてこと・・・。



「それだけでも渡そう!どうにか、それを取り戻さなきゃ!」

「ですが、どうやって・・・」

「とりあえず、その駅の近くのコインロッカーに行こう!」




私たちは早速動き出す。
どうか間に合って。



「浅葱、大丈夫?」

「ああ、平気だよ。じゃあ、手を」




浅葱の力を頼ることになる。
また、浅葱に負担が・・・。


唇を噛みしめていると、浅葱にギュッと手を握られた。
ハッとして顔をあげると浅葱がにっこりほほ笑んだ。