「心、ごめん。僕も、できることはしてあげたいんだ」
「浅葱・・・。浅葱がそう言うなら・・・」
心さんはそう言うと扇子をしまう。
私はホッと息をついた。
しかし、そんな私を心さんがキッと睨む。
「あんた、浅葱が優しいからっていい気になんじゃないわよ」
「え・・・」
「浅葱が、この仕事するのにどれだけ力を使うと思ってるの?私みたいな純粋な神じゃない浅葱がこの仕事するのって、どれだけしんどいことなのか、わかってる?」
「心、いいから」
「よくない!契約を交わした時から、浅葱の力はそがれていくのよ。この人と、いつから契約かわしているの?浅葱、顔色悪いじゃない」
「え・・・」
浅葱を見る。
確かに、顔色よくない・・・。
ウソ・・・。
浅葱、しんどいなんて一言も。
それに、契約を交わしてから力を使っているなんて知らなかった。
私、気づけなかった。
「いくら回復するとはいえ、しんどい事に変わりはないのよ!自分のわがままで浅葱を苦しめないで!」
「そんな、私・・・。そんなつもりは」


