次の日になっても、結局いい方法なんて思いつかず、私たちはゆめかさんと向き合っていた。
「あの・・・」
「ごめんね、何かいい方法を探してるんですけど」
「・・・はい」
ゆめかさんはがっかりしたように肩を落とす。
私は悔しくて拳を握る。
「あっさぎー!!」
突然賑やかな声が響く。
目の前を影が遮り、私の隣にいた浅葱にぶつかった。
え、なに?
「浅葱ー!あいたかったっ!」
突然、なに?
隣を見れば浅葱に抱きしめる人の姿。
巫女?
巫女の姿、だけど下の赤い袴はミニスカートのように膝上。
髪はツインテールのかわいらしい女の子だ。