あ、大事な事を聞くの忘れてた。自分自身に関係してるのに。
 歩「土方さん。私は結局、何番組に所属なのですか?」
 近「そうだったな。どうするつもりだ、トシ?」
私と近藤さんの問いに、土方さんは私の所属先と役職を告げた。
 土「渡辺歩夢。本日付で壬生浪士組副長助勤及び一番組副組長に任ずる。総司と同等に渡り合える程の腕前だ、適任だろ」
 歩「つまり、私も幹部扱いという事ですか?承知致しました。沖田さん、よろしくお願いいたします」
 私は沖田さんの方を向き、きっちりと頭を下げた。
 沖「うん。こっちこそ、よろしくね」
新天地にて渡辺 歩、頑張ります!(ゝω・´★)

 
 土「渡辺、午後になったら出掛けるぞ。お前の刀やら着物やら、色々と買わないとな」
 歩「分かりました。ですが・・・私、一文無しなのですが」
 未来のお金なら持ってるけど、それでも普通の一般的なお小遣い程度じゃ。
 土「そこは安心していい。金はこちらで用立てるし、俺も付き合ってやるよ」
よかったー。ホッと一息つく私。