梨華にも先生にも…いっつも心配かけて、本当にゴメンね…




「私が一緒に行くから」




「いいよ…もう子供じゃないんだし、1人で大丈夫だよ」




本当は…1人よりも、2人の方がいいけど…




こんな事で、迷惑かけたくない…




「そう…?でも、終わったらメールか電話かちょうだいね」




「うん…分かった」




「俺…今日は、彩音んちに泊まるから」




えっ…?? そりゃあ、先生と朝まで一緒にいられるから、うれしいけど…




「朝、病院まで送るから。それに、ちょっと話しもあるし…」




話しって…何?




不安が頭をよぎる…。




「私も泊まるって言いたいけど…2人の邪魔はできないからねぇ。ごゆっくり」




梨華ったら…本当にいつもありがとうね。




「じゃあ、帰ろっか」




途中、スーパーに寄って帰った。




さすがに、1人で行くしかなかったけど…




一緒に買い物もできない…




一緒に街も歩けない…




でも、私は…それでもいい…




先生が側にいてくれたら…それでいい…




だから…お願いだから…




別れるなんて…




言わないで…