朝、目が覚めると、隣には先生の寝顔があった。




「よかった…夢じゃなくて…」




目が覚めて、愛しい人の寝顔を1番に見れるなんて…こんなに幸せな事はない…




「んー…」




そう言いながら、先生の目が開く。




「おはよ…」




寝起きの先生も…たまらなくカッコイイ…




「おはようございます…」




「彩音…2人の時は、敬語なしな」




えっ…? そんな事、急にできないよ…




だって…つい昨日までは、先生と生徒だったんだよ?




「おはよう…先生」




「先生もなし! 俺の名前、知ってる?」




「えっと…瀬名…智希…?」




「正解! 智希って…読んでみて?」




えぇーーー!!!!!!!!




そんなの…恥ずかしいよ…




ドキドキしすぎて、心臓が破裂しそう…




「と…智希…」




「よくできました」




ニッコリ微笑んで、頭を撫でてくれる先生。




先生に頭、撫でられるの、好きだな…




そう思ってると、先生の顔が近づいてきた…




キス…される!!!




目をギュッと閉じた…。