愛がない家


「ねえ、由美?なんかあった?全然会えなかったけど、言ってみな?」


なんにも言ってないのに気づいてくれる有梨沙の優しさが大好き。



「ありさ……あのね、眞一郎さんが浮気してる……」



「はぁ?!あの男が??あんなに由美のこと好きだったのに…」


有梨沙が本気でびっくりしてる。


「眞一郎さんは私のこと昔からすきじゃないよ。」



「由美の鈍感は治らないのね。でも、なんでそう思ったの?」



「いつもね、帰ってくるのは2時くらいだしね、甘い香水の匂いするしね、最近ずっと携帯見てるの」



「そーゆうことか。泣きたい時は泣きなさい。」



私はそう言われて堪えていた涙が溢れた。



自分がどうして嫌われたかなんてわからない。



「もう別れたほうがいいのかな?お互いのためにも。」



「それはあんたが決めることだよ。」



そう言って有梨沙は帰っていった。



やっぱり有梨沙は頼もしい。