愛がない家


「ガタン」

眞一郎さんが寝室に行ったのを確認して、私は自室のソファに向かった。


今日も、眞一郎さんから甘い香水の香りがしたななんて思いながら。


最近は寝ようと思っても寝れないし、ご飯を食べたくても喉を通らない。



でも、家事はしっかりしなきゃ。



朝おきて、眞一郎さんの朝ごはんとお弁当を作る。



「おはようございます!」


「……」


眞一郎さんは朝が苦手だから、こんなのいつものこと。


「いってらっしゃい」


眞一郎さんは家を出た。


お弁当は持ってってくれたけど、なんにも手がつけられてない朝ごはん。



私は食べれないから無駄になってしまう毎日。