「うん…来て良かった…」
ーーーありがとね。波留。
忘れないよ…私…この景色のこと……
遥か遠くまで先が見渡せて、心がうんと広くなる。
行き詰まったら、ここに来ようと思う。
出て行きたくなったら、この景色を思い出すようにする。
新しいときめき。
ここからが始まりーーー。
「ねぇ!折角だから記念写真撮ろう!一緒に来たっていう」
ケータイのカメラを起動させる。
「お前と写るんか⁉︎ 呪われそうやな」
「何によ⁉︎ 変なこと言っとらんとこっち来て!…はい、ポーズ!」
カシャカシャ…と連写。
その方が面倒くさくないから。
「見てみよー!」
一応確認する。
画面の中に映る自分と波留。
青空と海が広がる台地で、寄り添うように写っている。
「こうして写真だけ見ると、恋人同士みたいやねー」
「ゲッ!やめれよ!お前と恋人同士とか、考えれんわ!」
「ひっどー!こっちだって同じ!波留と恋人なんて考えれん!」
ケンカ友達で上等。
恋愛なんて、まだまだ気分じゃない。
「ほら、ちょっとこっち来い!地理教えたるわ」
台地の端まで行って海岸線を指差す。
孤のように広がる砂浜。その先端に立つ赤い灯台。
海の中に霞んで見える波留たちの住む島。
それと陸地とを結ぶ、白い橋……。
故郷は……
「……やっぱりキレイだぁ……」
何度見てもそう思う。
子供の頃から変わらない。
美しい海…
青い空…
そして……
自分自身も………
(帰って来て良かった……)
ーーーありがとね。波留。
忘れないよ…私…この景色のこと……
遥か遠くまで先が見渡せて、心がうんと広くなる。
行き詰まったら、ここに来ようと思う。
出て行きたくなったら、この景色を思い出すようにする。
新しいときめき。
ここからが始まりーーー。
「ねぇ!折角だから記念写真撮ろう!一緒に来たっていう」
ケータイのカメラを起動させる。
「お前と写るんか⁉︎ 呪われそうやな」
「何によ⁉︎ 変なこと言っとらんとこっち来て!…はい、ポーズ!」
カシャカシャ…と連写。
その方が面倒くさくないから。
「見てみよー!」
一応確認する。
画面の中に映る自分と波留。
青空と海が広がる台地で、寄り添うように写っている。
「こうして写真だけ見ると、恋人同士みたいやねー」
「ゲッ!やめれよ!お前と恋人同士とか、考えれんわ!」
「ひっどー!こっちだって同じ!波留と恋人なんて考えれん!」
ケンカ友達で上等。
恋愛なんて、まだまだ気分じゃない。
「ほら、ちょっとこっち来い!地理教えたるわ」
台地の端まで行って海岸線を指差す。
孤のように広がる砂浜。その先端に立つ赤い灯台。
海の中に霞んで見える波留たちの住む島。
それと陸地とを結ぶ、白い橋……。
故郷は……
「……やっぱりキレイだぁ……」
何度見てもそう思う。
子供の頃から変わらない。
美しい海…
青い空…
そして……
自分自身も………
(帰って来て良かった……)

