「………………もういいですわ。
失礼します」
「え、あ、ああ」
ため息をつかれた…
まあ、いいや。
扉が完全に閉まると生徒会室に俺だけとなる。
俺が生徒会に入ったのも逃げる場所が欲しかったから…
生徒会室なら、居ても可笑しくないから。
最初は保健室に逃げてた。
でも、先生がいるからその内限度が来た。
だから、俺は生徒会に立候補した。
俺は強くない。
心も身体も。
今も昔もただの弱虫なんだ。
もう、失いたくなくて、失ったものを忘れたくなくて、逃げる。
こんな風になった俺をお前は笑うか?
いや、いっそ笑ってくれた方がマシだな
窓を開けると校門に登校してくる生徒達の姿。
生徒達も俺に気付いて遠くからだが挨拶をしてくれる。
「おはよう」
そう呟いて手を振る。
なんか、歓声にも似た叫び声が聞こえたが気にしない
「…由莉……
お前のことは忘れない
だから、俺の事を見守ってくれないか?
……俺だけじゃなくてもいい。
小毬の事も、お前とは面識はないだろうけど聡のことも。
あいつらに不幸なことが降りかからない様にと……
…俺は、あの頃と比べて弱くなったよ」
そう空に呟く。
空は俺の心とは反対に晴れ晴れとした秋晴れの空だった。
そして、俺は考える。
壊れてしまったモノはもう、直ることは出来ないのだろうかと……
*KISAside、end*
失礼します」
「え、あ、ああ」
ため息をつかれた…
まあ、いいや。
扉が完全に閉まると生徒会室に俺だけとなる。
俺が生徒会に入ったのも逃げる場所が欲しかったから…
生徒会室なら、居ても可笑しくないから。
最初は保健室に逃げてた。
でも、先生がいるからその内限度が来た。
だから、俺は生徒会に立候補した。
俺は強くない。
心も身体も。
今も昔もただの弱虫なんだ。
もう、失いたくなくて、失ったものを忘れたくなくて、逃げる。
こんな風になった俺をお前は笑うか?
いや、いっそ笑ってくれた方がマシだな
窓を開けると校門に登校してくる生徒達の姿。
生徒達も俺に気付いて遠くからだが挨拶をしてくれる。
「おはよう」
そう呟いて手を振る。
なんか、歓声にも似た叫び声が聞こえたが気にしない
「…由莉……
お前のことは忘れない
だから、俺の事を見守ってくれないか?
……俺だけじゃなくてもいい。
小毬の事も、お前とは面識はないだろうけど聡のことも。
あいつらに不幸なことが降りかからない様にと……
…俺は、あの頃と比べて弱くなったよ」
そう空に呟く。
空は俺の心とは反対に晴れ晴れとした秋晴れの空だった。
そして、俺は考える。
壊れてしまったモノはもう、直ることは出来ないのだろうかと……
*KISAside、end*
