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次の日、俺はモヤモヤしたまま5人で登校した。
今日は、先に教室によった。
さりげなく隣のクラスを見たが、アイツはいなかった。
…て。
なに捜してんだ、俺。
「奈津、俺ら授業フケるけど、どうする?」
「あー…先行ってて。」
「分かった。」
鱗達が階段に消えたのを見た後、俺は隣のクラスに入りかけた先生に声をかけた。
普段は話したくもないのに、どうして裏切り者のためになんか…
「…なぁ先生、今日…その、」
「なんだ、珍しいこともあるもんだな。
お前のカノジョならまだきとらんが?」
…やっぱり。
アイツが朝来ないって、おかしいよな。
別に、心配してるわけじゃない。
来なくなるなら、それでいい。
そう思っただけだ。
(あーあ…なんか、屋上行く気しねぇ…。)
裏庭でも行って、1人で寝るかな…


