「俺の部屋にお茶頼む。」

「どのお茶になさいますか?」

「んー。じゃあ、カモミールティーを頼む。」

確か、気持ちを落ち着かせる効果があったはず。


…どうして莉音は泣いていたんだろう。

考えても答えは出ず、部屋に着いた。

あれ、莉音がいない?「莉音!」

ガチャ
「あっ、千里さん。すみません。お手洗い借りてました。」

笑って言った彼女の表情は、辛そうだった。

俺は思わず莉音を抱きしめた。