・・・・・あれ?

ここは…

僕の部屋?なんで…

「祥太。起きたか。

街の外れに倒れていたんだ。

なんであんなところに、お嬢様はどうし

た?」

僕は顔を強ばらせた。

「ごめんなさい。守りきれなかった。

お嬢様を……連れていかれてしまった。

…ごめんなさい。」

父さんは僕の背中をさすりながら、

「…謝るのは、父さんにじゃない。

主人と奥様にだ。ちょっと待っててくれ

呼んでくるから。」

コンコン

「失礼。目が覚めたって」

「はい。……あの、ごめんなさい。

お嬢様を守れなかった。」

「祥太。

ちゃんと説明しなさい。」