「えっ、千里さんと一緒にいた男の子ですか!?」

「莉音…お前も気づいてなかったのか…」

「そういえば、会いましたね。
思い出しました」

「うぅ〜、そんな呆れたような目で見ないでください〜」

「ハハッ、かわいいな。

だって、祥太をここに連れてきたの莉音なんだろ。

それで気づいてなかったとか」



二人の世界だったな。発言したのに特に反応はなし。

「お嬢様…じゃ、なかった。

あなたがここに連れてきてくれたんですか。ありがとうございます」