莉音side

千里さんに抱っこされて隣の部屋、総長室へ連れてこられた

入ってすぐにベッドに下ろしてもらえたのですが、
千里さんが隣に腰掛けたのです

しかもなぜか、腰に手を回しています

うぅ、近いです

「千里さん、ちょっと…離れませんか?」

「だーめ…そしたら莉音、逃げるだろ?」

うぅ、いぢわるです

「そりゃそうですよ。…恥ずかしい、ですから」

「それに、まだ向こうの話が済んでいません」

「ならもっとだめだな。
莉音のこと、頼まれてるからな」

「それに、話したいこともあるし…

さっきは遮られたけど、
今は、いいよな?」