なんで、千里さんが謝ってるの?
「莉音…」
「あっ、はい」
「……はい?って、ひどくないか?」
私、声に出てました?
「すみません…」
素直に謝ると、「よしっ」と言って
頭を撫でてくれる
…っそういうこと、しないでくださいよ
離れたくなくなってしまうじゃないですか
私は、千里さんの腕を掴み、おろした
「莉音?」
っ、そんな、悲しそうな顔、しないで…
「千里さん、婚約…
…破棄させて欲しいです」
「ごめんなさい…今まで、ありがとうございました」
言って、部屋を出た。
言えた…でも、ごめんなさい…
これって、言い逃げ、ですよね
ごめんなさい



