莉音?

俺は今でも、顔を上げられずにいた

「呼ばれてますよ。千里さん」

楽しそうにいう竜矢が恨めしい

仕方なく、ソファから立ち上がって部屋へ向かった


少し暗い部屋

日が沈むの、早くなったなあ。

なんて、呑気なことを思う

ちなみに、隣の部屋の光はない

俺が入る時にドア閉めたからだ

なので、莉音の顔がよく見えない

向こうも見えてないだろう

少しの沈黙

さっきのことを思い出してしまった

耐えきれず口を開いた

「…莉音、話って…?」