「……と、いう事です。
莉音の事というより、俺たちの思い出話みたいになっちゃいましたが大丈夫ですか?」
「あ、ああ。莉音に、そんな事が…」
「確かに莉音は、嫌われる事をひどく恐れてる」
「千里さん、話してくれませんか。
ここに戻ってくる前の事」
「ああ。莉音を探しに行って、
倉庫の裏から押し殺してはいたが、泣き声が聞こえた
声をかけると、
『嫌わないでください』と言われたんだ
俺は、よくわからなかった
そして、『わかってくださいよ』と言って走って行ってしまったんだ。」
千里さんは、よくわからなかった。
と言ったが、俺、いやたぶん俺たちにはわかった



