澪side
タッタッタッ、バタンッ
莉音が駆け込んできた
「莉音……」
「澪…ふっ、うっ…」
「莉音ぉ」
「璃衣…大丈夫。泣かないで?」
璃衣まで泣きそうだ。
莉音のが伝染したのか?
「なんでっ、言っちゃったの?
もう、ヒック、やだよ…」
ドサリと床に座り込んだ
「莉音…」
俺と竜矢は、莉音の方を見た
ちなみに、瑠宇は璃衣についてる
「莉音、ごめんな」
今、俺らに近寄られるのは嫌かもしれない。
でも、ごめん。
このくらいはさせてくれ
俺は、莉音に近寄って背中を軽く叩いた
堪えきれなくなったのか、声をあげて泣き出した
莉音……ごめん



