何が起こったの?
確認したくても上の重たいやつが邪魔でできない
ふと広場に視線を移すと、
「あんた、なんでここに…」
呆然と私を見ている澪たちの姿
いや、正確には私の後ろを、だ。
なに?誰がいるの?
得体の知れない人が、自分の後ろにいる
という恐怖に少し、身震いする。
ふわっと、突然、背中にかかっていた重みがなくなった。
突然なくなった重みに、バランスを崩して倒れてしまう。
地面に打ち付けられる、と思った体は誰かによって受け止められた。
それと同時にかけられた声
「莉音、大丈夫か?」
えっ……?
「千里、さん…?」



