騒がしいはずの広場に、私たちの靴音が響いた

「ちゅうもーく!」

突然響いた声に驚き、広場の奴らが動きを止める

「ようこそ、黄龍幹部の皆さん。
あなた方の総長はこっちだ」

笑い混じりに言う、魔矢総長

っ、…えっ…“幹部の皆さん”?

顔を上げると、確かに幹部しか見当たらない

澪、どういうこと?

でも、まだ余裕みたい。流石全国No.1の幹部なだけあるな

うぅ…私、総長なのに

なんか、申し訳なくなってきた

澪たちは、魔矢総長の次の言葉を待っている

うん。
仕掛けちゃっていいと思うんだけど

と、視界の端に何か光るものが

あれは…!

「澪!」