澪side

璃衣、瑠宇が莉音を探しに出て行ってすぐ

電話口からこんな言葉が聞こえた

「ようこそ、魔矢の倉庫へ。」

周囲の雑音にかき消されそうな声だったが、なんとか聞き取れた。

魔矢…

卑怯な手段を使って幾つかの族を潰していると聞く

「竜矢…」

俺が呼ぶと、うなづいて

「瑠宇に連絡だ」

と言った。

しかし、

「…出ねぇ」

瑠宇がちっとも出ないから、璃衣にもかけてみた。

どっちも出ない

よほど必死なのか?

莉音は強い。

そんなに心配いらないだろうに

連絡は一旦諦めて、作戦を練ることにした。